流星のごとく現れ彗星のように消えていった与沢翼。

与沢翼

さすが、である。

ということで、与沢翼氏が秒速で破産したそうです。

現在、Facebookで5000いいね、600コメント、1500シェアを超えています。

さて、個人的につながりも知己も全くいないので結構彼について冷静に考察できると思うので、気になる点を書いてみる。基本的に彼の破産の理由が何であろうとそれはいい。なぜなら、所詮、彼がFBで書いた事は彼本人しか確認できないことであり、事実とは断定できないからです。よってあの投稿から感じる私の違和感を中心につらつらと推理してみます。

1.資金ショートの話
2.売上を上げる力が(すでに)無いこと
3.告白を公開する理由がない

以上3点により今回の一連の発表は「与沢劇場」であると私は考えています

1.資金ショートの話

与沢翼氏いわく、

「2013年8月期決算の法人税、住民税、及び事業税2億5千305万の支払いのうち約1億1千万円並びに2012年8月期の修正申告分の税として8940万7200円を追加で計約2億円支払い、並びに2014年8月期決算予定納税の一部を支払い、フリーエージェントスタイルの資金が完全にショートしました。

そのため、今日時点において、既にフェラーリ、ロールスロイス、ベントレー3台を売却し、住宅なども全て解約しております。

また、今の資金量に照らし会社全体に膨大な経費がかかっており、返済余力が今後生じないと判断し、月額500万円の固定家賃削減のため、フリーエージェントスタイル本社の黒崎ビル(六本木4-1-4)を4月30日付けで退去致します。

今後は、西新宿のアイランドタワー41階別のグループ会社内に移転し、FASともどもグループ全体の再建を図っていきます。」とのこと。

こちらの事実(と思われること)は、私としては突っ込みようがありません。そうですか…という感じです。

そして、国税局とのくだり。

「1月末日、麻布税務署から東京国税局に、13年8月期の税金債権が移転され、国税の方々が本社に来社されました。

12分割をお願いすると、全く交渉は不可能であることを認識しました。

1週間以内に全額を支払わない限り、財産を全て差し押さえるとのこと。

黒崎ビルに約5000万の敷金が収められており、黒崎ビルが差し押さえられれば、信用不安で事業継続は不可能であると考え、残金をかき集め、2月5日ごろまでにおよそ8000万を即時、納税しました。

2月末日に入るカード会社からの入金と会社残金で国税管轄の法人税の残り全額を支払い終え、差し押さえを受けることなく、突き抜けて復帰する考えでした。

なお、2億5千万のうちの都税分については12分割を認めていただけていたため、1年間の短期借入金のような形で、その後の運営には金額的に問題がありませんでした。

2月末で国税の追及から解放され、これからどんどん売上を上げていけるね、と管理部とも話し合い、なんとか先が見えた、と安心していた矢先。

全ては不幸中の中の幸いかと思われていたのですが、

2月末日、提携していた取引先のクレジットカード会社から倒産の通知(債務整理の受任通知)が届き、サーバー代すらも払えないと通達され、以後、2月、3月、4月以降と予定されていた全てのカード売上債権がこちらに入ってこないことが確定しました。」

一読すると「与沢翼氏もかなりの難局だったんですね!」と思うのですが、時系列を見ると、この人、キャッシュフローの概念ないな〜という事が分かります。

【1月末日】

===

1月末日、麻布税務署から東京国税局に、13年8月期の税金債権が移転され、国税の方々が本社に来社されました。

12分割をお願いすると、全く交渉は不可能であることを認識しました。

===

【2月末日】

2月末日に入るカード会社からの入金と会社残金で国税管轄の法人税の残り全額を支払い終え、差し押さえを受けることなく、突き抜けて復帰する考えでした。

===

なぜそこで一ヶ月も待てるのだ?

おいおい、それは見通し甘過ぎるでしょ!と思いました。その後のカード会社の破産の下りは痛すぎますし、不幸が重なったとも思えますが、彼は「秒速で1億稼ぐ男」です。この一ヶ月に何も売上を上げる手だてをしていなかった事が最大の問題です。

そして

それは同時にもう一つの事を間接的に証明しています。

2.売上を上げる力(意思)が(すでに)無かったこと

これです。

私が一番突っ込みたいところはここ。

彼の見込み客リストは膨大なものになります。おそらく10万リストを超えているでしょうし、購入者リストでも1000人を超えている事でしょう。(※この部分、ちょっと推測入っています。事実と違う場合はご指摘下さい。)ですから、「与沢翼の個人マンツーマン対談コンサルティング100万円で募集します!とすれば、容易に100人くらい集まったはずです。

100万×100人=1億円

彼が秒速で1億売り上げるというのはあながち間違いではないのです。1500シェアを取るほどの男です。彼の2014年のブランドというのはそれほどの知名度を誇っていました。だから粗利で1億は、秒速は無理にしても、数日で立てる事は可能だったでしょう。

その手法が「プロダクトローンチ」と言います。

彼自身もプロダクトローンチについて中毒性があるほど威力があると述べています。

プロダクトローンチの中毒性について

情報業界のプロダクトローンチで高額商品を売ると億を超えるお金が1か月で作れてしまうことも意外に容易だったりします。

と言っている。

動画でもちゃんと解説している。

「【月収1億円】与沢翼がプロダクトローンチに懸ける熱い想い」

このプロダクトローンチのやり方と使えば、彼なら個人コンサルを集めるのは可能だった。

人格が崩壊しようと「最後の1回」をやれるはずですよね。

1月末に国税に分割は無理と言われる。

2月末のクレジットカードの支払いまで。

なぜのんびり待つ必要があるのでしょう?

その状況で待てるほどの余裕があったのだろうか?それともそれほど追いつめられていたのか?

そこが一番気になっています。むしろ彼の性格なら、鬼のプロダクトローチンチ連発して、売上を上げまくって、国税の追求を乗り切ってから、さらに突き抜ける事も可能だったはずです。

売上を立てる事が見えていて、それをしなかった。。。ということは何か「終わらせる意図」があったのではないかと勘ぐりたくもなるのです。そしてもし現実的に売上作りに動いていて、売上が入ってくる明確な見込みがあるならば、銀行は必ずお金を貸してくれるでしょう。まさに繋ぎ資金融資です。これ自体は中小企業でもあることですし、銀行としても珍しい事でもありません。あの与沢翼氏ということになれば、手を上げる銀行も当然あることでしょうから。

その事などあわせて考えると「売上を上げる力(意思)が(すでに)無かった」としか思えないのです。だから計画倒産とか色々と書く人がいるのでしょう。その何とも言い切れない違和感というのは、やはり私も感じています。

3.告白を公開する理由がない

最後の違和感は、やはりここです。

なぜあの告白をする必要があるのでしょう。国税としても「分割支払いに応じない」というのは公開されたくありません。「また国税が若者を潰した!」というそしりを受ける可能性がありますから。また、与沢翼氏自身も残債を払っていかなければならないわけですから、売上を不必要に減らすような事はしないはずです。代表取締役としては。つまり、あの投稿というのは、代表取締役としてはやってはならないものなのです。だからあの告白は、個人「与沢翼」としてメリットが大きいと判断したから彼はしたのだと思います。法人格の代表としては絶対にあの発言はするべきではない。リアルに取引停止などの信用不安が生まれ、会社が潰れる可能性を加速するだけです。ということは、彼は会社が潰れるのを加速したかったのだと読まれても仕方ないのかなと思います。

その理屈を逆に解釈すると、代表取締役として告白したのではなく、個人与沢翼として告白したとなれば、全ての辻褄はあってきます。つまり、彼は事業を継続する意思を放棄したのです。だから「演じる事に疲れた」というのはある意味、本心だと言えるのでしょう。すべてを終わりにしたかったのでしょう。でも、延命しながらしてもジワジワするのはイヤである。代表取締役の自分の箔にキズがつく…。ならば、最後に巨大な報告をして、自分の手で持って会社にトドメを指し、会社の社長の与沢翼ブランドを個人「与沢翼」に移植しよう!そう考えたのではないかと思うのです。

1月末に分割認められないところから2月まで何もしなかった可能性…。どこまでが事実でどこまでが虚無かは分かりません。でも、あの“余計な”告白により、彼の会社の社員は傷つき、後ろ指を指され履歴書上「あぁ、あの与沢翼ってヤツがやってた会社で働いてたんだ!ふ〜ん。」と好奇に目に晒される事になります。

ココまで書いた事は私があの一連の騒動を見て推理してみたことであり、客観的な事実ではありません。そもそも何が真実であるか、周りには確認のしようもないことです。

従業員の皆様、関係各社様の今後を憂うばかりです。