和佐大輔さんがPCのキーボードを打つのを見た事ありますか?

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こんにちは、隊長です。
 
和佐大輔『テトラボットに札束を』書評
※和佐大輔さんのfacebookより引用
 
テトラポッドに札束を 書評
 
さっそく読み進めています、和佐大輔氏の本「テトラポッドに札束を」。

 

良い本ですね。

 

書評を書こうと思ったのですが、それは1本の書評というよりも、このブログ全体を通じて論じていこうと思うので、レビューというものはしません。

 

この本は名著だと思います。

 

私がこの本を名著だという理由は2つ。

 

「何回読んでも発見がある」

そして

「部分を読んで全体が分かる」

 

ということです。

 

最近は、中身がない本が増えてきました。

タイトルだけが刺激的で、中身は☆一つがせいぜいのものばかり。

 

それらは意図的に「薄くしてある」のです。

 

なぜかというと、バックエンドが控えているからです。

 

本の差し込みはがき「セミナー音声はこちら」という文言とともに「メールマガジン」に誘導し、そこで自分の「高額のセミナー」に参加するように誘導します。

 

そちらの収益が目的なわけですから、本自体は期待感を煽るだけが目的になります。

 

これが和佐氏が広めたDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)という方法です。

 

本来的にはこの本もそのような手法をとるはずでしたし、和佐氏も一度は検討したかもしれません。

 

しかし、彼はその選択を取りませんでした。

 

なぜなら彼には映画監督、漫画家になるという目標があるからです。

変な本を出してしまっては意味がありません。

 

和佐氏が持っているストーリーテリングの力が映画業界、漫画業界に正しく伝わないと意味がありません。

 

ましてやインターネットは言葉の世界、彼はその事を良く理解しているのです。

 

そのことを和佐氏はこのような言葉で表現しています。

心の底から語ることこそが、インターネットで個人の影響力を最大化させるために最も重要なことです。
引用『テトラポッドに札束を』P44

彼が口に割り箸をくわえて、キーボードを打つのを見た事がある人は少ないと思いますが、マウスのトラックボールを回転させながら打っています。

 

長い文章を打つと歯茎が痛くなる…

 

彼はそう言っていました。

 

彼は五体が満足に動かせないからこそ、ネットの力を最大限活用しました。

 

いえ、活用せざるを得なかったのです。

 

そのために必要な事はまさに「心の底から語る」ことなのです。

 

先ほどのDRMの手法を使うと、この心の底から語る事ができなくなり、彼は自己矛盾を起こします。

漫画家になること、映画監督になること、という目的を達成する事ができなくなります。

 

かくしてこの本は、和佐大輔氏の本音のみが詰まっている。

 

どのページから読んでも
彼の心に触れる事ができる。

 

彼は『鋼の錬金術師』の言葉を引用して説明しています。

この世(全)で起こる全ての出来事は自分(一)に関係があるし、自分(一)に起こる変化は世界(全)に影響します。引用『テトラポッドに札束を』P116

同じようにこの本の一文、一ページが「全体」を表現しているとも言えるし、途中まで分からなくても「ある一文」を読んだ瞬間に「本全部」が一気に分かることもあるでしょう。

 

だからこの本は、何度読んでも味わい深いのです。

 

最近の低俗なビジネス書とは違い、一人の男の生き様がダイレクトに迫ってくる…

そんな名著だと思います。

 

隊長

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